分析の限界

中小企業白書2024年版を閲覧しています。

最近の企業を取り巻く環境を把握するのに役立つ資料であり、

RESASを活用して地域の人口動態を図示したグラフなどは参考になります。

生産性について纏めたパートでは、日本における就業者数が減少しているとのこと。

これまで就業者数を確保するために「女性」と「高齢者」の活躍を推進してきたが、

ここにきて、それでも就業者数を確保出来ない状況にきています。

結果、「(一人当りの)生産性の向上」による対策が必要であるという。

確かに生産性の向上は大事であり、同意できます。

しかし、このような分析資料を見て、今後の計画を練る後手の対策に対する限界も感じています。

直近の分析結果は、既に終わったことであり、

この瞬間の環境変化には対応しきれない、そして的外れな提案になることを危惧します。

結果から未来を予測し、そして仮説に基づいた能力開発や設備投資(省力化投資)を決断すること、

つまり先行投資することが大事であると思います。